1: 幽斎 ★ 2014/09/28(日) 11:46:32.38 ID:???.net
9月の株式相場は当初心配された調整安もなく、日経平均株価は去年11月以来の強い月足で終わりそうだ。
原因は「米国株高・ドル高」であることは言うまでもない。FOMC、スコットランド独立問題、
アリババ上場、SQ(特別清算指数)算出日など、米国は重要イベントをすべて波乱なく越えた。
芳しくなかった住宅関連指標も、8月の新築1戸建て住宅販売件数について、
前月比の伸びが1992年1月以来となったことで解消された。
業績相場に入った米国株は、ドル高を伴い、金利高を飲み込みながら上値を追っている。

「ヒンデンブルグ・オーメン」とは?
しかし、今週のNYダウは9月19日の史上最高値更新(1万7279.74ドル、終値ベース)のあと、
すべての営業日で前日比100ドル以上の上げ下げとなり、高値波乱の様相を示して来た。
この状況の中で、「『ヒンデンブルグ・オーメン』の、呪いの影が見えた」(岡三証券平川昇二・チーフエクイティストラテジスト)という。

ヒンデンブルグ・オーメンとは、1937年5月6日にアメリカで発生した、
ドイツの飛行船「ヒンデンブルク号」(ヒンデンブルグ号とも)の爆発・炎上事故に由来する、
株式市場での呪いの指標。オーメンは直訳すれば、前兆のことである。

やや専門的になって恐縮だが、株式市場で「ヒンデンブルグ・オーメンのサインが出た」という場合は、
以下の3~5つの条件が同じ日に起こったときのことをいう。主なものをあげると、
NY証券取引所の52週高値更新銘柄と安値更新銘柄の関係、
短期的な騰勢の指標である「マクラレン・オシレーター」の値がマイナス等、のテクニカル指標である。
いったん発生すると、1カ月間は有効とされ、80%弱の確率で「5パーセント以上の下落」が起きると言う。これが9月23日に現れたのだ。
去年4月にロイター通信の杉山容俊記者の「警告記事」が出た後の、
「5月波乱」は記憶に新しい。しかも、同年5月23日の日経平均は1143円安で、呪いは、
実は関係のない日本の方に強く現れたりしたわけだ。まさに「株式市場での都市伝説的な指標」
だが、このタイミングで現れたことは、心に留めておく必要はあるだろう。

外国人投資家は「消費税10%」をどう見ているのか?
さて、「ヒンデンブルグ・オーメン」の話に引き込んでしまったが、9月29日から臨時国会が召集され、
10月1日の日銀短観、同6~7日の日銀金融政策決定会合を経ると、いよいよ消費税増税10%への議論が高まって行くことになりそうだ。
日銀の黒田東彦総裁の言うように、予定通り進めなければ日本の財政問題がクローズアップされ、
日本売りのリスクが生じることが危惧される。筆者も、外国人投資家の「財政規律」への優先順位は高い
と思っていたが、最近いくつかのファンド関係者に聞いた感触では、6カ月程度の延期(=2016年4月実施)は許容されるようだ。

「延期を許容」と書いたが、むしろ、円安で中間決算発表時の上方修正を期待するファンドにとっては、
「腰折れ増税」の決定は、好ましくないと思っているフシがある。また、「2015年10月実施」という実施時期も嫌気されている。
企業にとっては、影響が不透明なまま、12月決算を迎えるのは好ましくなく、今年の1回目のように、4月にした方が、運用方針でも対応しやすいという。
さらに、日本の消費税とは直接関係ないが、海外の投資家の動向も気になるところだ。今回、QE3(量的緩和第3弾)
の終わるタイミングでカルパース(米カリフォルニア州職員退職年金基金)などは、
ヘッジファンドへの資金量を減らす方針だ。こういうタイミングで、10%への増税が決まることも好ましくない。

「民主党主導」のイメージが残るうちに実行へ
ただ、自民党としては、「民主党が主導で決めた消費税増税」というイメージのあるうちに実行したいと思っており、
先延ばしにして「自民党の進める増税」に変わることを嫌い、強引に実施することも考えられる。
延期か?予定通りか?さらにその結果に対して、外国人投資家はどう反応するのか?
正直なところフタを開けてみないとわからない部分もあるが、針の落ちる音も聞きもらさずマーケットの「気配」をしっかり見ていきたい。
アメリカ株の波乱だけでなく、日本株の波乱も感じられる現在、投資家はしっかりと
心のシートベルトを締めてかからなければなるまい。今週の日経平均の予想レンジは、
1万5800円~1万6500円と、少し広くとってみたい。


http://toyokeizai.net/articles/-/49115
米株に不吉なヒンデンブルグ・オーメンの影
「都市伝説」か、それとも「暴落のサイン」か?

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